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2009年11月08日

新しい「農」への途(1-8)-戦後農政の超克ー【減反政策は歴史上最悪の政策】

こんにちわちわわです。
1960年代高度経済成長により工業化が進展して国民所得は急激に伸び、1970年ついに家電の普及率もほぼ100%に達し、豊かさが実現しました。
米の生産は60年代半ばにピークに達し、農村から都市へ人口が移動し、農村は残されたじいちゃん、ばあちゃん、かあちゃんが行う三ちゃん農業へ、そして、農村に残ったおやじも、週末だけ農業をし、他の仕事で収入を支える兼業農家となってゆきました。
一方米の需要は食の洋食化で減少し続け、米余りが深刻になってゆき、70年ついに減反政策が敢行されます。
なぜ、この「減反」という愚作が行われたのでしょうか?今回はこの本質部分を突いていきたいと思います。
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【何故こんな愚かな政策をとったのか?】
背景には
①食の洋食化による米余り(一人当たり120kg/年から70年で約100kg/年、現在は60kg/年に。)
②都市労働者と農業従事者との賃金格差の拡大。
③上記②を是正するための消費者米価吊り上げ要求。
④上記③を農民に代わって要求する農協の高米価維持による利益の拡大。
⑤農協組合員(約36万人)、農協会員(約990万人)の選挙票がほしい自民党族議員による農政への圧力。
⑥主食である「米は一粒たりとも入れない。」という輸入禁止イデオロギーの存在。

がありました。
欧米では、食糧増産のため生じた余剰を農家への直接支払いによって消費者価格を引き下げ、さらに輸出補助金まで付けて他国に売りさばくことによって国内の農業を保護したのに対して、日本がそれが出来ずに減反(生産調整)で対応せざるを得なかったのは、族議員、農協、農家それぞれの利益追求と保身という、集団自我の温存に最大の問題があると思われます。
(欧米には日本のような農協という組織はありません。)
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□政府買入価格の推移(単位:円/60kg)《出典:農林水産省統計》 画像の確認
>既に昭和40年代に、自給率100%が達成され米余り現象が続いたのですが、長い間、政府の減反政策(供給制限)と統制価格により、コメの価格が維持されてきたのが分かります。
(『金貸しは、国家を相手に金を貸す』ブログ様より)

【根本原因たる集団自我と個人の自我】
貧困の時代は「豊かさ実現」のために、みんなが私権追及し、みんなが勤勉に働いているだけで全体の方向性とブレが生じなかったのに対して、豊かさが実現し、外圧が低下すると、日本国としての全体の先のビジョンが見えなくなり、それぞれの集団が、己の利益と権益の保身のために、自ら行使し得る権利を使って自己防衛し、暴走し始めます。
農政においてはこの集団自我がより顕著に表出したのではないでしょうか。
 国家=農政は「米は日本の主食」を神格化し、口実化する。
 自民党=族議員は「米を守る」に摩り替えて己の保身のために権力行使する。
 農協は「農家を守る」に摩り替えて己の利益追求に邁進する。
 農家は己の利益追求のために「米」と「土地」にしがみつき権利を手放さない上要求のみに突き進む。

今や自国の益だけでは済まされず地球規模での将来ビジョンを考えなければならない時代に突入したにもかかわらず、日本国のビジョンさへ提示できず、閉塞しきった状況のなかで、目に付くのは国家権力の暴走や自己中のわがままばかりです。
【じゃあ、どうすればいい?】
全体を見ず、内向き思考となり、保身に走る原因は、全体の方針が無いからです。
現在の閉塞状況を突破するためには、この状況を作り出した己の利益追求第一の価値観から「みんなの役に立つ」活力を第一に置き換えることに他ならないと思います。
そのためには「自己中は人類の敵」を共認し、「自分からみんなへ」意識を転換し、共認充足を得られる「集団を再生」することが将来のビジョンとなるべきです。
農業においては、閉塞の先導的集団であった自民党と「農協」を解体し、農民や地域の人々が主体となって集団を創造できる新たな「組合」ともいうべき集団を再構築することが不可欠となるでしょう。既に農協に頼らないそうした組合結成の動きは出来つつあります。
さらに全体性を持ち続けるためには、そうした個々の集団同士がより良い社会構築のために政策提言できる場が必要になります。国の「政策審議会」と直結したしくみを作るのもよし、ネットを使った統合の仕組みを作ることも、今後の大きな課題になってくるでしょう。

減反政策とはまさに個々の利益に固執する余り、全体を捨象しきってしまった「愚作」といえるでしょう。、

投稿者 tiwawa : 2009年11月08日 List   

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コメント

さちさん こんにちは。
いつも類農園のサラダ水菜をおいしくいただいています☆
お野菜はこんな風に収穫・袋詰めをされてお店に並ぶんですね。
作業風景を見ることができて、これからはより一層類農園のサラダ水菜をいただくのが楽しみになりました(^-^)

投稿者 ゆぅ♪ : 2011年3月27日 09:18

>ゆぅ♪さん
ありがとうございます(^^)
そうなんでうす!
水菜がお店に並ぶまでの収穫・袋詰め作業にもいろんな工夫があるんです。
雰囲気が少しですも伝わっていたら嬉しいです☆
さらに、サラダ水菜を種まきから栽培する過程などがあることを思うと、もっと食べる時の意識が変わるのかなぁって思います♪
これからも類農園のサラダ水菜をよろしくお願いします♪♪

投稿者 さち☆ : 2011年3月29日 22:29

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