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2009年07月02日
農が持つ教育機能1 『類塾・類農園自然体験学習教室』【こども編】
みなさんこんにちは、sugi70です
新しい農のかたちでは、日々『農がもつ魅力や、農がもつ可能性』について追求し、新しい農のかたちを模索しています。
その中で、今回は、農が持つ機能の一つ、『教育力』について投稿したいと思います。
具体的には、類塾・類農園が協働して毎年行っている『自然体験教室』を事例として挙げていきます
農が持つ『教育機能』とは、学校の勉強で培われるようなものではなく、自然や作物と関わる中で得られる『観察力』や『洞察力』、日々変化していく状況に対応する『柔軟性』、そして仲間と協力して一つの課題を達成していくという『協働性』の獲得にあります。
みんなで様々な課題や問題を解決していく、社会の場ではこれらの能力が特に重要となってきます。農の持つ『教育機能』は、生きるための力、社会に繋がっていくための力を与えてくれるものと言えるでしょう。
では、自然体験教室の概要について説明したいと思います
私たちが行っている『自然体験教室』では、主に二つの目的をもって取り組んでいます
一つは、先に挙げた、様々な農業体験を通して、社会に繋がっていく力を身に付けてもらうこと。
二つ目は、社会をじかに体感する「販売体験」を通して、お客さんに自分たちが作った野菜を評価されることで、成功体験を積んでもらうことです。「お客さんに喜んでもらえた」という実感が、子供たちを一回りも二周りも成長させてくれます。
自然体験教室の風景
さて、今月の21日に第四回体験教室 『野菜を育てよう』 が開講されました
農が持つ「教育機能」の事例として、教室や子供たちの様子をレポートしたいと思います
今回の体験教室では、販売体験で出荷する野菜のお世話をしてもらいました。
作物は手をかければかけるほどいい野菜に育ってくれます。自分たちの頑張りに作物が応えてくれたという実感を味わってもらうと、それをお客さんに提供して喜んでもらえたという成功体験を積んでもらうことが今回の目的です
そして、その目的をより明確に達成するために、教室では毎回テーマを定めて子供たちに農作業に取り組んでもらっています。
今回のテーマは、「課題共認」、「役割共認」、「評価共認」です。これは、実際の仕事の場面でも、非常に役に立つ概念なので、是非参考にして頂けたら嬉しいです
これを今回の農作業に当てはめるとするならば、
『今の野菜はどんな状況?』『美味しい野菜に育てるならどうすればいい?』→『課題共認』
『どの作業を誰がする?』『作業の分担をどうする?』→『役割共認』
『作業をしてみてどうだったか?』『上手くいったか?』『どうすればもっとうまくいった?』→『評価共認』
のような意識を持つことが出来ます。

子供たちは今回様々な作物の世話を一生懸命頑張ってくれました。
事前に課題と役割を共認できたことで、作業もスムーズに進んでいきました。
かぼちゃの藁しき

かぼちゃの藁を敷くの主に次のような意味があります
『かぼちゃの実を土の湿気や害虫から守るため』
『草が生えるのをある程度防ぐ』
『つるが伸びた際に、藁に引っかかり、しっかりとした体を作る』
サトイモの『草取り・追肥・土寄せ』

大きく健康な芋を育てるために、『草取り・追肥・土寄せ』の作業をしてもらいました。
『草取り』をすることで、作物が雑草に邪魔されずに土の養分を十分に吸収することができます。
栄養豊富な堆肥を『追肥』することで、健康な土を作ります。
『土寄せ』をすることで、芋の肥大を促します。
ピーマン・万願寺(ししとう)の芽かき

芽かき(不必要な葉や芽を落とす作業)をする意味は主に次のような意味があります
『余分な葉や芽を落とすことで、実に栄養を集中させる』
『風通しを良くし、病虫害を防ぐ』
『将来の栽培管理の効率化のため』
キュウリの誘引

『誘引』とは、きゅうりのつるをネットに引っ掛けて、栽培管理がしやすいように真っ直ぐ伸びるようにさせる作業です。その後に行う摘心や芽かき、収穫がしやすくなります
ナスの支柱立て

ナスが風や自重で倒れないように、支柱を立てて保護しました。この支柱はナスの生長につれて、だんだんと追加していきます
とうもろこしの防鳥ネット張り

カラスなどからトウモロコシを守るために、ネットを設置しました。
この作業は特に難しいので、6年生が中心になって頑張ってくれました
以上が、今回の体験教室の内容です
『何のためにこの作業をするのか?』という課題意識をもって、『みんなで協力して一つの課題に取り組んだ』ことで、今回子供たちはまた一回り成長してくれました。
私たち運営側も、回を追うことに逞しく成長していく子供たちを見ると、とても嬉しくなってしまいます。農の持つ教育機能を強く実感できるのは体験教室の魅力の一つだと思います
そして、自然体験教室では、子供たちのお父さん、お母さんも一緒に作業に取り組んでくれています
次回は、ご父兄の方の活躍や、教室で学んで頂いている内容をレポートしていきます
お楽しみに
投稿者 sugi70 : 2009年07月02日 05:30 Tweet
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コメント
子供達ってとても素直に課題に取り組むからすごい統合力が高いですよね!
見てるこっちが勉強になります^^
投稿者 ∫mosimoboxdx : 2009年07月02日 14:16
>>mosimoboxさん
そうですね、僕たちも毎回子供たちから気づかされることも多く、こちらが勉強させてもらっているんじゃないかということがとても多いです。
子供たちを見習って、どんな課題に対しても柔軟に取り組む姿勢になりたいですね!
投稿者 sugi70 : 2009年07月02日 14:33
>一つは、先に挙げた、様々な農業体験を通して、社会に繋がっていく力を身に付けてもらうこと。
二つ目は、社会をじかに体感する「販売体験」を通して、お客さんに自分たちが作った野菜を評価されることで、成功体験を積んでもらうことです。
ここ、ものすごく「なるほど!」でした。僕も子供の頃、畑仕事を手伝わされたときの、周りの家の人たちとの協力したことや作業の難しさは今だに覚えています。
幅広い活動されており期待大です!これらも頑張ってください!!
投稿者 hashihiro : 2009年07月02日 20:23
回を追うごとに子供たちが成長していてすごいよね!
状況を把握してそれを打開することは社会の中で必要不可欠だし、それも数人で協力し合うこと(内とのかかわり)も社会で生きていく力にると思います。
販売体験をすることでさらに外とのかかわりを経験することで、生きがいにも繋がっていくだろうと思います。
次回も楽しみやね~
投稿者 さとう : 2009年07月03日 20:45
>>hashihiroさん
コメントありがとうございます。
みんな協力することの大切さが実感できるのが、農業の強みだと思います。
農業には本当に様々な機能があるので、それを一つ一つ実現できるように頑張ります!
投稿者 sugi70 : 2009年07月03日 20:48
>>さとうさん
本当に、子供は成長が早いですよね!
毎回の成長ぶりを見ていると、僕も負けていられないなという気持ちになります。
この自然体験学習教室が将来こどもたちにとって大きな糧になれるように、もっともっといいものにしていきたいです!
投稿者 sugi70 : 2009年07月03日 20:54
子供たちの目の表情がいいですね!
目の前の現象の深いところを追求していく光を放っているようです。
投稿者 aya : 2009年07月05日 00:07
