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2008年06月30日

リン鉱石と食糧危機

7月から肥料がまた値上がりするそうですよ。 Sad
先日、資材屋さんと話をしたら、化成肥料の値上がりが半端じゃない。単肥は化成肥料の原料に取られて、店の方にもなかなか入ってこないそうです。また、資金力のある大規模農家を中心に、値上げに備えて肥料の買占めに走るものがいれば、一方、肥料屋の売り惜しみもあって、ますます市場に流れないような状況になっているらしい。

また今までは、化成肥料に比べ有機肥料は割り高で、それが有機の妨げにもなっていたようですが、今やその価格差もかなり縮まってきたとのこと。

資源のリサイクル、生ゴミ堆肥など、本気で考えていかなければならない時期に、既に入っているのです。

以下、「NBonline」より引用します。

■リン鉱石と食糧危機

 6月3日、国連食糧農業機関(FAO)が主催してローマで開かれた食料サミットで討議された内容が連日報じられたが、肥料に関する記事が全く見られない。

 資源問題としてレアメタルのことは最近ようやく語られることが多くなった。しかし、世界的に食糧危機が叫ばれているいま、肥料・飼料用のリン鉱石のことが報じられることがほとんどないのは不思議だ。

 食糧生産には欠かせない肥料の3要素(窒素、リン酸、カリ)のうち「生命の根源」とも言われる成分で農作物の品質と深い関係にあり、酪農の飼料としても必要なリン酸の原料資源、しかも代替物がないリン鉱石の価格がスカイロケッティングと表現されるように高騰している。

 世界の肥料価格は2007年に2倍になった。しかし、リン鉱石、リン酸肥料は5月12日に起きた中国における主要産地である四川省大地震の影響もあって、この3カ月でさらに2倍になった。 

 人類が紀元前3000年頃から始めた農業の歴史上不足し続けてきたのがリン酸である。その原料であるリン鉱石の枯渇がいま心配されているのである。その資源事情を見てみよう。

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投稿者 komayu : 21:20 | コメント (5) | トラックバック

2008年06月28日

世銀が推進する「グリーン・ネオリベラリズム」という途上国破壊

どうも雅無乱です。今日はこの書籍を紹介したいと思います。
『緑の帝国』世界銀行とグリーン・ネオリベラリズム
マイケル・ゴールドマン著  京都大学出版会
 
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<著者からの内容紹介>
開発の知と、拡大する世界銀行のヘゲモニー。環境保護主義と市場主義の「思いがけない結びつき」、グリーン・ネオリベラリズム。その権力性を明らかにし、「静かな支配」の実像に迫る。

<原著への推薦(一部)>
"独創的で,洞察に満ちた『緑の帝国』は,「開発」の名のもと,途上国がどのようにして発展ではなく衰退へと追いやられてゆくのかを暴き出している."
 ナオミ・クライン(『ブランドなんか,いらない』著者)

"......ゴールドマンは緻密な研究を経て,世界銀行の秘密主義的な活動がどのようにして世銀の利益に結びつくのか,またそこにかかわる多国籍企業がどのように途上国の環境,経済を圧殺し,貧しい者から資源と権利を剥奪しているのかを明らかにしている."
 ヴァンダナ・シヴァ(『アース・デモクラシー』著者)

<目次>
第1章 世界銀行を理解する
第2章 世界銀行の台頭
第3章 知識の生産―世界銀行のグリーン・サイエンス
第4章 あたらしい学問の誕生―環境知識の生産
第5章 エコ統治性と環境国家の生成
第6章 水の民営化、市民社会のネオリベラル化
     ―越境する政策ネットワークの権力
第7章 それは閉鎖できるか?


書籍の内容については、書評を二つ紹介するのでご参照を。

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投稿者 nanbanandeya : 15:13 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月27日

役立つリンク集の紹介

インターネット農家台帳(http://japan.farm.ne.jp/)
さんから、当ブログ(新しい「農」のかたち)をリンクしていただいた旨のメールを頂きました。

それは、日本全国の農家さん、農業法人さんのリンク集のサイトを網羅すべく、現在、全国2950件の農家のホームページとブログのデータベースを整備されつつある、『ポータルサイト』です。

早速訪れてみて、その成果に驚嘆しました。
そのリンクを辿っていくと、色々な思いで農業生産を実践している方々がいることに力づけられます。

当ブログに参集されている皆さんも、志向している仲間探索に活用される事をオススメします。

    by びん


投稿者 staff : 00:04 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月26日

世界の穀物、人間の食用は半分!?

■世界中で食糧の高騰やこれによる飢餓の報道、報告がなされている中、実は【世界の穀物の内、人間の食用に供されているのは48%である】と言う記事がありました。
 (家畜の飼料用が35%でバイオ燃料他が17%。)
 この記事では、食糧の増産や支援を提唱していますが、飼料用や他用途の分を食用に回せば少なくとも飢餓は回避できるはず・・・価格も抑えられるはず・・・です。
 このブログの以前の記事
「世界の食糧需給の状況ってホントはどうなの?」もご覧下さい。

●食糧の高騰や飢餓の解消、そして自給率向上の実現モデルは日本こそが模索し担うべきだと思います。
 現状の食糧高騰を契機とした脱市場=自給率の上昇、国内の市場に変わる信認関係による取り引きの実現、ができれば他国も追随するようになり、次代のモデルになるのではないかと思います。
 るいネット参考投稿↓
食糧高騰は脱市場をもたらす契機となりうるか
日本の家計消費支出と、食料価格の基本
食糧高騰を食料自給への圧力に転換する

JAcom 農政.農協ニュース 世界の穀物、人間の食用は半分 -FAO

 穀物の需要はFood(食料)、Feed(飼料)、Fuel(燃料)という3つの「F」で構成され、世界の穀物生産量約21億トンのうち、人間が直接食べるのは約半分の48%で、家畜の飼料に35%、バイオ燃料を含むその他に17%が振り向けられている。(社)国際農林業協働協会(JAICAF)が発行しているFAO Newsletter27号の統計解説ではこんな数字を紹介している。
 米国、南米、EUなどでバイオ燃料生産に回されている穀物は近年急増中で、全体の5%に当たる約1億トン。新興国の食料需要増なども要因となって、食料価格高騰が続いている。
 その影響は特に低所得食料不足国(LIFDCs)で大きく、これらの国では食料輸入額が2006/2007年度は37%、2007/2008年度は56%も増えた。なかでもアフリカのLIFDCsでは74%も増え、エジプト、ハイチなどでの食料暴動の引き金になった。
 FAOはこうした事態に対し「必要とされている場所での食料増産により、価格高騰の影響を防ぎ、同時に生産性の向上により、農村貧困者の収入増と雇用創出をはかる必要がある」と、改良種子や肥料、水資源などの活用支援を行い、農民による食料増産を促している。ブルキナファソなど4か国で取り組みが始まったという。
 現在の食料価格高騰で苦しんでいる国々への緊急支援には日本円で1300~1900億円(1米ドル110円換算)が必要とFAOは見積もっている。 (2008.6.24)

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投稿者 nara1958 : 21:05 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月21日

奥深い自然を読み取る喜びとしての農業

めまぐるしく変化する現代社会の中にあっては、様々な問題事象に遭遇しても、ついつい性急に結論を急ぐ余りに問題の本質に迫る『耐力』を喪失しているのではないかと思えます。

「農産物生産様式の概要(リンク )」で紹介されている『農法』を開拓・実践されている先人の方々には、等しくその力が備わっていると感服します。

彼らの説く農法を、うわべだけをなぞって評価するのも、逆にその効用を狙って中味の理解をすることなく真似るのも彼らの本意図するところではないように思えます。農業生産という課題を真正面から捉え、それを実現するために自然の摂理を読み解こうとしている彼らの活動の活力源は、『奥深い自然を読み取る喜び』にあるのではないか、と思えます。

そのような先人の思いに同化するには、相応の感性と看取するに必要な「熟成の期間(とき)」を要するのではないかと感ずる今日この頃です。この感覚は、あらゆる職場のあらゆる仕事場面・人材育成場面にも通ずるのではないでしょうか?

本文を読んでみようという取っ掛かりになれば、という思いで、そのひとつを以下に紹介してみたいと思います。


>よく見てみると、どのキャベツにもアブラムシがついているわけではない。着いているものとついていないものがある。同じキャベツなのにどうしてアブラムシがつくものとつかないものがあるのか。そのことを考えながらみていると、元気に育っているキャベツにはアブラムシがつかず、根元がしっかりしていないものや、芯が折れて脇芽が出ているようなキャベツにアブラムシがついていることが観察された。アブラムシは、キャベツだからといってどの個体にでもつくわけではないようである。私はこのことに気がついた。アブラムシは個体を選別しているのである。元気な個体を避け、元気のない個体に集まっているのである。

【中略】

>私の母が田の土を肥料袋に入れて、そこにミニトマトを植えているのを見たのである。そして、それが実によく生長していたのである。私はこれにヒントを得て、田の土ではなく、雑木林の腐葉土と土を採取して、使い古した鹿沼土、赤玉土、有機配合肥料を混ぜて大きな植木鉢にいれ、ナスの苗を植えた。

【中略】

>このナスはものすごい勢いで生長し、実を着けた。驚いたことに虫が全く着かず、農薬を散布する必要が全然無かったのである。何が幸いしたのか、極めて明瞭である。雑木林の土と腐葉土である。雑木林の土は、表面に落ち葉が重なり、その下に腐葉土があって、さらに腐葉土が熟して黒い土になったものが混じっている。この土が実によく作物を生長させ、それによって虫を遠ざけているのであった。

【中略】

>虫害に関する私の認識の変化は、「無農薬栽培は可能である」という確信が生まれたことである。そして、この確信の内容はその後徐々に整理されてきたのであるが、一言で言えば、「元気な野菜には虫が着かない」ということである。

出典:茅茫庵 「 自適農の世界 」農薬使用から無農薬への道のり

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投稿者 ayabin : 23:46 | コメント (4) | トラックバック

2008年06月20日

“緑の革命”は、バリ島の女神にはかなわない

雅無乱です。

今日は、過去のこのエントリーで紹介した、「奇跡の米」“IR8”について書かれているおもしろいブログがあるので紹介したい。

キューバ農業ブログ“バリの女神さま”

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投稿者 nanbanandeya : 22:55 | コメント (2) | トラックバック

2008年06月19日

WTOって何?

こんにちわちわわです。

農業問題を語る上でWTOの問題は避けて通れません。何を読んでもよくわからないものばかりですから、設立過程からすこしまとめてみました。
WTOとはいったい何か?

■WTO誕生の動機

1929年ウォール街の株式大暴落により世界恐慌に陥り、列強国は植民地を囲い込みつつ経済のブロック化を進め、高関税と貿易制限、通貨引き下げを行って自国経済の保護に走りました。
このブロック化競争が列強間の対立へと進み、第2次世界大戦へ突入しました。

この第2次大戦の反省から戦後の国際社会はブロック経済化、保護主義の抑制を目的に3つの三つの国際機関を立ち上げました。(ブレトンウッズ会議)

一つは、西ヨーロッパの戦後復興を目指した国際復興開発銀行(IBRD;後に世界銀行へと改組)の設立。

二つは、国際的な金融支援や為替の安定を図る目的のIMF(国際通貨基金)の設立。

三つは、貿易障壁の抑制と自由貿易の推進を図るガット(GATT:関税と貿易に関する一般協定)の締結。(GATTから1995年WTO(世界貿易機関)設立。)

WTOってなにやらあやしいぞ!と思った方↓↓ぽちっと!! Shocked
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投稿者 tiwawa : 20:41 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月18日

水は単なる資源ではない

 水は、社会をつくってきた。

>農業にとって重要な水は、わが国では土地が個々の農家によって私的に耕作されたのと異なり、多くの場合私的に占有することができなかった。水を取り入れ、個々の水田に分配する機能は、村を単位として果たされていたといえる。  (「水土の礎>大地への刻印>水がつくる国土と社会」 より引用)

>稲作農業に不可欠な水田の「水」は、当然ながら個人(農家)所有などはできず、大元の河川から幹線→支線→水路→水田へと、段階的な「水」管理組織(河川灌漑システム)により供給・利用がなされ、現代へと続いています。

   ・「水」は個人(農家)所有できない:「農家」
      ∥                  ∥
      ∨                  ∨
   ・各水田への「水」の分配(水路): 「村」(各農家を統合する組織)
      ∥                  ∥
      ∨                  ∨
   ・各村々への「水」の分配(支線):「組合」(各村を統合する組織)
      ∥                  ∥
      ∨                  ∨
   ・各支線への「水」の分配(幹線):「領主」(各組合を統合する組織)
      ∥                  ∥
      ∨                  ∨
   ・各幹線への「水」の分配(河川): 「国」(さらに上位の統合組織)
 (「知られざる人類婚姻史と共同体社会」より引用)

 
 そういう意味で、水は単なる資源では片付けられない意味をもつ。
 かつては、水は人々にとって命を紡いでくれる天からの恵みであると同時に、時には命を脅かす超越した存在と認識されていました。その“恩恵”を受けること、恩恵を分配する仕組みを構築する中で社会秩序が形成されてきたのです。
 しかし、今は“資源”という。生産のために自由に使えるものとして捉えている。日本の農業用水は古来より地域共同体による水資源管理に頼るところが多く、そもそも経済原理による“水利用の効率化”とは相容れないもの。
 改めて、水はお金を生み出す資源なのか!?%E6%B0%B4.jpg

資源 : 自然から得られる生産に役立つ要素。広くは、産業のもととなるもの、産業を支えているものをもいう。(三省堂提供「大辞林 第二版」より)


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投稿者 pochi : 18:21 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月17日

市場原理は1800万人分の農業の仕事を奪っている(試算)?

こんにちは Very Happy m034
しばらく前ですが m004 テレビ m152 をつけるとこんなニュースが取り上げられていました m259

食糧サミット:放出表明の輸入米、需要増で「貴重米」に

 食糧サミットで福田康夫首相が輸入米30万トンの放出を表明したことで、日本が抱える輸入米在庫約130万トンが注目を集めている。国際約束のミニマムアクセス(MA=最低輸入義務)に基づいて日本が輸入したコメはこれまで「お荷物」扱いされてきたが、食糧問題の深刻化で一転、焦点が当たった。リンク

日本って米 m078 を輸入してたんですね Shocked
なんと、95年から始まっていて、今では毎年77万トン(日本の年間消費量の8.4%)も輸入しているのだとか m240
米菓やみそ・焼酎 m093 などには実際に使われているそうです Rolling Eyes
しかもその加工用としての需要は高まってきているのだそうです m252
さらに、この輸入米 m078 が膨大な在庫となって、国内産米を圧迫し、米価下落の大きな要因ともなっているそうです Confused
(お米だけは国産と思っていましたが、実は輸入米 m078 を口にしていたという日がこのままでは近づいてきているのかもしれません m010

しかも、義務と訳されているけれども実際には、義務ではないということが話題に上がっていました m151
また、MA米を売却するにあたって、米国政府 Cool にわざわざこの方針の許可を得たそうです m002
米国への卑屈な従属ふりであると批判されていました Twisted Evil

お米が余ってて、減反してるのに、輸入してるって・・・ m050

そして、そんなことを要求してくるWTOって一体 m052 Rolling Eyes
「WTOという組織」
WTO 世界を支配する談合機関
IMF・世界銀行・WTOの正体:民営化・自由化させることで国家資産を収奪する機関
日本はどうなるのーー? Crying or Very Sad って思った方、ポチっとお願いします m023

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投稿者 staff : 20:52 | コメント (3) | トラックバック

2008年06月16日

肥料の輸入が危ない→国産野菜が消えるって・・・?

こんにちは m267 meguです。日差しが強くなってきましたね m005
紫陽花が見頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? m037

少し前の話になりますが、以下のような記事が2008年6月11日に配信されました m023
店頭から国産野菜が消える? 米・中が肥料の輸出を実質禁止

 国産の野菜がスーパーの店頭から消える可能性が出てきた。
化学肥料の原料であるリン鉱石の世界最大規模の輸出国である中国が実質的な禁輸措置に踏み切ったのだ。
今年4月、中国は化学肥料の輸出関税を100%と大幅に引き上げ、翌5月にはリン鉱石の関税も100%に引き上げた。
13億人という世界最大の人口を養うべく自国の農業向けにリン鉱石を活用するように方針を変更したためで、実質的には禁輸措置に近い。
肥料の3大要素といえばリン、窒素、カリウム。この3つがなければ日本の農業は成立しない。にもかかわらず、日本はリン鉱石の全量を輸入に頼っており、その多くを中国に依存。もともと、危うい立場にあった。
国際的な資源獲得競争のなかで、日本では原油や食料価格の高騰ばかりに目が向いているが、国際的には肥料も同じように重要視されている。

以下略。


店頭から国産野菜が消える??!
煽りすぎじゃないでしょーか m004 m004
そんなわけで、今回は、肥料について調べてみます m149 m148

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投稿者 megu3 : 23:29 | コメント (5) | トラックバック

2008年06月12日

現在の食糧高騰と”自給”の課題

まるいちです。
食糧の高騰が続いています。一旦高騰した食糧価格はこのまま高止まりになるか、或いは更に高騰する可能性が高いと思います。↓参考
穀物高騰「もう戻らない」!?・・・アグリビジネス大手は収益急増!!
そんな中で現在進行中の状況から日本における”食糧自給”の課題を考えてみたいと思います。
参考にしたのは農業協同組合新聞JAcomの「シリーズ 世界の穀物戦略2008―日本の食料安全保障を考える」・・・「平時」の食料自給率の向上こそ不測の事態への備えになる です。

◆穀物価格の上昇要因
 昨年の後半から世界的に穀物価格が急激に上昇している、その要因は
1、投機資金の流入による高騰
2、食料貿易は自動車などと違って非常に限られた量しか貿易に回っていないために、少し需給が変動しただけでも価格の大きな変動につながる。
◆日本の状況と世界の状況
 最近は米の国際価格が大変な勢いで上がっている。これは米はトウモロコシや大豆、小麦にくらべて、貿易に回されている量がさらに少ないからで、その点でいっそう価格に影響が出やすい。
 ただし、こういう状況になって、とくに米について分かるのは、“日本は米は自給しているので影響がない”ということ。
 要は、国内できちんと作っていればこうした国際的な高騰にさらされることはない、国内できちんと生産していない国が困っているという単純なことだ、と改めて分かった。
 また、食料をめぐって暴動が起きている国がいくつもあるが、それは食料を他国に依存しているから国際価格の高騰が国民生活に直接影響を与える。所得の低い国ほどその影響が大きく出ている、この問題からは、日本は自分のことだけ考えて買い漁ればいいというものではないということも分かってきた。
◆国際分業の問題
 国際分業という名のもとに食料生産を他国に委ねるのは危険。危険という意味は
1、わが国にとっても輸出規制をされてしまえばお金があっても買えない。
2、日本が買ってしまうことによって食料が行き渡らなくなる国や地域が出てくる。
◆重要になる「世界」と「日本」の食料安保の視点
 世界と日本はつながっていると認識しなければいけない。日本は世界の食料安保にマイナスになるようなことをしてはいけない。
 海外から調達することが途上国の食料安保に悪影響を与えるとすれば、基本的な食料についてはある程度国内で生産することが大切。
◆水田の利活用が日本の役割
 日本はせっかくある水田をもう少し活用することが大切。

●マスコミではあまり報道されていませんが、現在たくさんの国が農産物の輸出規制をかけています。そして、食糧の高騰に苦しんでいる国がたくさんあります。
 日本は主食である米は現在の需要分は自給できているので高騰していないし混乱もありません。しかし、このままの状態で良いのか?と言う点では課題が残ります。

★日本の国内の食糧安全保障と同時に他国の食糧安全保障に悪影響を及ぼさない、と言う両面で【食糧自給率】の課題を整理する必要がある。
 特に主食である米を初めとする穀類や豆類は高い自給率を確保する必要があると思う。
 そして、日本が市場原理を超えた食糧自給のあり方を実践する事が途上国の食糧安全保障のモデルを示す事になり、これが真の支援、貢献ではないかと思う。
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投稿者 nara1958 : 21:45 | コメント (4) | トラックバック

2008年06月10日

市場に翻弄されない米作り(鳴子の米プロジェクトの試み)

こんにちは。
ここのところ、肥料や燃料が高騰し、一方で、少しだけ国内の米の価格が上がっているのを気にしながら、今年の米作りに精を出しているところです。

 ところで、日本農業も食糧自給率の問題も、市場経済にどっぷり浸かっていては、明るい展望が見えそうにないので、そこから脱しようとする試みの事例を調べて見ました。

 その一例です。テレビ等でも紹介されてご存知の方も多いと思いますが。

 鳴子の米プロジェクト

http://www.city.osaki.miyagi.jp/annai/kome_project/01.html

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鳴子温泉全景

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「叛主流.非行式.無露愚」
http://blog.goo.ne.jp/news13/e/ffb699bf11c1f71a5f4d4f1cc510e70d

でも紹介されています。

鳴子の米

日本の米農業補助政策は今年度から大きく変わった。

「品目横断的経営安定対策」では、特定の要件をクリアする「担い手」のみを施策の対象にしようとしている。平坦地では4ha以上を耕作する米農家、あるいは集落みんなで耕作する20ha以上の生産組合でなければ、国による補助が打ち切られる。

国境措置の全廃→米価が下がり農家の所得が減る→「大きな農家」に絞って所得補填する→「小さい農家」が苦しくなり稲作をあきらめる→大きな農家や企業に土地が集まる。このグローバル化のシナリオのなかでは、所得補填を受けるとしても大規模農家の稲作経営は不安定になり、もちろん小さい農家も苦しくなる。

---中略---

「小さい農家」の米づくりは邪魔だといわんばかりの風潮が強まるなかで、一つの、新しい動きを紹介したい。昨年から宮城県大崎市旧鳴子町ではじまった、題して「鳴子の米プロジェクト」のことである。

鳴子は年間85万人もが訪れる温泉町でもあるが、水田面積4ha以上の「担い手農家」は620軒の農家のうちわずか5軒。この10年で鳴子の農家は100軒減り、耕作放棄地も70ヘクタールに及んでいる。このまま耕す人がいなくなれば、温泉街をとりまく農村風景も荒廃すると、民俗研究家の結城登美雄氏を総合プロデューサーに、農家やJAのみならず、観光協会と旅館経営者まで巻き込み、行政と住民の協働ではじまったプロジェクトである。

東北181号という耐冷性の高い、冷涼な山間に合った新品種米を育て、来季から1俵1万8000円の生産者価格で、消費者に直接買い支えてもらうことをプロジェクトの柱にしている。鳴子の米を2万4000円で買う応援団をつくり、農家には手取り1万8000円を保証する。そして差額の6000円は、諸経費のほか、研修生の受け入れや後継者の育成に充てていく。(ちなみに現在、新潟産コシヒカリをのぞき米の市場価格は再生産価格を割り込んでいるらしい)。

ところで、ご飯一膳分はどのくらいの値段かということ…今回のプロジェクトで設定している1俵あたり24000円という価格で食べる側に供給した場合、1年間の消費量が約60kgで1俵ですから、24000円÷365日=65円/日
1膳は米60g~70gとして、1俵で1000杯分。24000円÷1000杯=24円/1膳というのがおよその金額となります。

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写真はごはん1杯(米約60g)と同じ価格24円としたときにほかの食品と
比較したもの=笹かまの切れ端=イチゴ1個=ポッキー4本

哲学者の内山節さんが、こんなことを語っています。
「私はこれからは、農業にかぎらず、どんな分野でも、商品を半商品に変えていく関係づくりをしていったほうが面白いと思っています。そのことによって、暴力的な力を持っている今日の市場経済を、内部から空洞化させていくことができたら、私たちは今日の市場経済の支配から大分自由になることができるでしょう」(人間選書『農の営みから』に「半商品の思想」として収録)

「半商品」とは、商品として流通はしているが、それをつくる過程や生産者と消費者との関係には、経済合理主義が必ずしも貫徹していない商品のこと。買い手が値段と品質とを比較して選ぶのではなく、「この農家の米なら」「この地域の米なら」と買う場合も「半商品」である。

米は、農家にとって極めて特殊な作物である。先祖代々の田んぼでイネをつくり、その米を家族で食べ、町にでた子や親戚にも送る。田んぼを荒らしたくないし、米だけは自分でつくったものを食べたい。何より、米をつくることは農家として、あるいは村人として生きる証のようなものでもある。

だから、先の「コストを無視した生産」もなくならないのである。とはいっても、米は商品でもあるから、赤字ではきびしい。そこで、「1膳24円」の価値を食べる人と共有しながら、再生産できる仕組みを地域でつくっていく。

広い見方をすれば、「鳴子の米プロジェクト」は、もっとごはんを、米を味わい尽くそうよ、という呼びかけなのだ。年間85万人の旅館の宿泊客が朝、出発する際、「お昼にどうぞ」と1人2個のおにぎりを差し出すだけで、140ヘクタールの田んぼの作付けが必要になる。

「食べることは、子供から大人まで、誰でも簡単にできる農業の応援なのだから」、「食味計という機械や、マスコミの評価でランクが決められる取引とは違う、作り手と食べ手のつながりを実現しよう」と結城氏。「国が見捨てたからといって、私たちにはあきらめてはいけないことがあり、失ってはいけないことがある」とも付け加えて。

「鳴子の米プロジェクト」は、
単に、消費者が米を買い支えるということではなくて、地域の、さらには、そこを訪れる人たちも含めて、食や農の当事者として巻き込んで持続できる仕組みを作る1つの試み(脱市場)として、注目に値すると思います。


投稿者 naganobu : 21:00 | コメント (1) | トラックバック

2008年06月07日

用意周到に仕組まれた、「水資源の私物化」

「湯水の如く○○を使う」という言葉に垣間見られる日本人の感覚とは、「水資源は尽きせぬもの」、ということです。それ程に、豊かな資源として捉えているということでしょう。

もちろん、急峻な河川が多く台風の襲来もある日本では、治水は国を治めるための大いなるテーマでもありました。信玄堤などは、傑出した好事例です。

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m116 国土交通省 甲府河川国道事務所の「信玄堤」より拝借しました。

地図上にプロットされたものを見るにつけ、力技ではなく、水の勢いに応じて氾濫原に水を遊ばせて和らげる技などには、自然に同化した先人の智慧を見る想いがすします。

また、食糧増産を実現するために行った開墾や農業水利の確保などは、国を挙げてなされました。

これらの事業を通じて芽生える意識とは、治水も利水も「みんなのためのもの」という想いである事は、想像に難くなありません。

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投稿者 ayabin : 00:01 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月06日

食料価格高騰とその急激なコスト上昇圧力

食料品価格等が値上がりし続けている昨今ですが、その価格上昇の全貌がどうなっているのか?ちょっと気になってきました。

農畜産業振興機構 砂糖類情報よりhttp://sugar.lin.go.jp/world/world01/world0803a.htm

○食料価格を構成する主な要素-生産・加工・流通、全ての段階で急激なコスト上昇圧力-

 米国等のバイオエネルギー政策とそれに伴う原料需要の増加、中国などBRICs諸国に代表される需要の高まり、気候条件の変化等諸要素が食料の需給や価格に影響を及ぼすメカニズムについては、内外の多くの専門家により報告されている。以下のフロー図「世界の農業・食料事情」を参照されたい。
 食料品について、国産原料または輸入原料を使った製品が小売店や外食の店頭に並ぶまでの一般的な生産・加工・流通の流れは下図〔食料品が店頭に並ぶまで〕のとおりである。この流れの中で、食料品価格の主な構成要素は次のようなものが想定される。

①輸入原料の場合:
 食料品価格=原材料の原産地価格+運賃(海上または航空)+保険料+輸入諸掛り+国内流通経費(運賃+倉庫保管料+諸経費+マージン)+加工費(加工賃(人件費)+燃料・光熱水料+包装資材費+保管料等諸経費+マージン)+〔小売段階のコスト+マージン〕

②国内原料の場合:
 食料品価格=原材料の国内産地価格(生産・収穫に要する労働費+飼料費+肥料費+燃料・光熱水料等ほ場・牧場管理に係る諸経費+マージン)+国内流通経費(運賃+倉庫保管料+諸経費+マージン)+加工費(加工賃(人件費)+燃料・光熱水料+包装資材費+保管料等諸経費+マージン)+〔小売段階のコスト+マージン〕
 輸入に依存している穀物、油糧種子、乳製品、砂糖などの原産地価格の値上がり、原油価格上昇に起因する輸送費の値上がり、生産資材・包装資材等あらゆる資材価格や燃料・光熱水料の値上がりは、生産・加工・流通の全てのセクターに急激なコスト上昇圧力をかけ、販売価格の値上げを余儀なくさせている。国産であっても、多くを輸入飼料穀物に依存している畜産業は、飼料費の大幅な値上がりや各種生産資材価格の上昇とそれらの高値安定が、国の施策であるセーフティーネットの枠組みを超え、こうしたコスト上昇分が生産者価格に反映されなければ農家の経営の存続に関わるという非常に切迫した状況に置かれている。

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るいネットより、
食糧問題~価格高騰の問題~
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=178351
(1)新興国・途上国の人口増加と経済成長による需要の増大
(2)バイオ燃料ブームによる原料穀物の爆発的な増加
(3)投機マネーが穀物市場に流れ込んでいる

当たり前のように手に入って、食べられるといった現状とは裏腹に、完全にだまされている(お金で生命を売り買いされている)状態ではありませんか!?

(先進国にとっては)格差があるからこその旨味であり、「食糧問題を抱えつつも、解決に向かうフリをしているだけ」という構図こそが、残念ながら、今の市場を支えているのではないでしょうか。

食糧危機への関心の高まりが、市場構造の解明とこれから先の可能性を見極めるきっかけとなればと思います。

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投稿者 takuya : 05:08 | コメント (0) | トラックバック

食糧サミット閉幕。あいかわらず食糧問題を増幅する宣言に失望。

こんにちわちわわです。
ローマで開かれていた食糧サミットが閉幕。
あまりにもあいまいな中身に止まり、議論は7月の洞爺湖サミットに持ち越される公算が強いようです。

食料サミットの宣言案要旨は次の通り。

 一、各国の首脳、閣僚らは食料安全保障を達成する方法を探り、食料価格高騰、気候
   変動、バイオ燃料の問題に対応するためサミットに出席。

 一、食料は政治的、経済的な手段として使われるべきではない。8億5400万人が栄養不良
   に陥っているのを受け入れることはできない。

 一、食料価格の急上昇は、特に発展途上国の食料安全保障に悪影響を与える。食料は今
   後も高値が続く見通し。

 一、食料高騰に対応するため、国際社会は緊急の協調行動が要請され、各国政府も行動を
   求められている。

 一、短期的対策として、途上国支援の増額を要請。食料援助の上積みが必要。食料増産の
   ため、途上国の農家が種子、肥料、飼料などを入手できるよう支援。

 一、世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の早期妥結を再確認。

 一、価格変動を増幅しかねない制限的措置の発動を最小限にすることが必要。

 一、中長期的には、研究開発投資を促進。貿易自由化の努力を奨励、途上国の農家の輸出
   機会を確保する。

 一、バイオ燃料生産が持続的であることを保証するため、徹底的な調査研究が必要不可
   欠。国連食糧農業機関(FAO)などに、食料安全保障と持続的発展の観点から、
   結論に向けた国際的対話を行うよう要請。

 一、食料危機の影響緩和、食料増産、農業投資拡大、食料確保の障害除去、地球資源の持
   続的活用のため、あらゆる政策を動員する強い決意。飢餓の撲滅、現在と将来の全人類
   の食料確保に責任を持つ。


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投稿者 tiwawa : 00:14 | コメント (2) | トラックバック

2008年06月05日

マスコミが報道しない米国の農業保護⇒5年で30兆円の歳出!

■まるいちです。このブログに何度も【日本の農業に対する偏見と嘘】の記事を書いてきました。以下にその一部を再掲します。
農業に関する偏見と嘘・・・騙されてはいけない!

その中でも特に
「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」
その結果
「農業が市場経済から遅れをとり衰退している?」
「日本がFTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)で後れをとっている元凶は農業である?」
だから
「農業の保護を撤廃すべし?」
「関税を撤廃すべし?」
「農業の規制を緩和すべし?」
・・・と言った三段論法が、マスコミだけではなく、政治家、農水省以外の中央官庁、経済界、学界(農業以外)等でまかり通って、事実のように言われています 。
 しかし、前提となる「日本の農業は諸外国に比べ手厚く保護されている?」
「日本は農蓄産物に対する関税が高い?」と言う事自体「真っ赤な嘘」です 。
当然、前提が嘘なのでこれ以下の内容は「偏見」であり「こじつけ」であり「騙し」です。

諸外国の実質的輸出補助
日本が農産物の関税を撤廃したら農業・農地は崩壊する!

■以上の記事に関連して、今日は米国の2008年農業法の紹介です。
 なんと5年間で歳出総額約30兆円(1年で約6兆円)が決定されたそうです。
 ちなみに日本の国内保護総額は6400億円で農業生産比率7%、EUは4兆円で12%。で、米国は6兆円・・・16%!になります。

★これを報道しないマスコミやこの問題を提起しない政治家や官僚、学者はいったい何者なんでしょうか?
そして、自国の農業保護は徹底的に行いWTO違反と言う指摘は無視する、そして他国の保護はWTO違反だと主張する・・・米国の自己中ぶりには呆れるばかりです。

 決して、農業は保護すべし!と言う主張をするつもりはありませんが、まず、事実を知らせる、事実を知る、必要を痛切に感じます。

以下、日本農業新聞の記事の引用です。

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投稿者 nara1958 : 18:21 | コメント (3) | トラックバック

2008年06月04日

戦略物資として食糧を捉えているアメリカにとって、世界的な食糧高騰も飢餓も新たなビジネスチャンスでしかない

雅無乱です。

世界中で食料高騰によって飢える人々が続出する中、「バイオ燃料」への批判が高まっている。

しかし、それを一向に意に介していない国がある。

アメリカである。

食糧サミットで米主導権発揮へ 「遺伝子組み替え」普及狙う(MSN産経ニュース 2008.6.3 10:09)より

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投稿者 nanbanandeya : 22:23 | コメント (1) | トラックバック

2008年06月03日

廃棄される食糧にも水やエネルギーが使われている!

こんにちは、小松です。世界の水問題を考えるにあたっては、世界中の水の70%は農業用水に使われている、という事実に目を向ける必要があります。(図)
この問題に関連して、以下のような記事が掲載されていました。
「農業情報研究所」より引用します。

食料・水問題の解決には食料損失・廃棄の削減が決定的に重要

ストックホルム国際水研究所(SIWI)・国際水管理研究所(IWMI)が、気候変動で利用可能な水が減る中で人口増加・都市化・工業化で増える水需要を満たすためには、食料の損失と浪費(廃棄)を減らすことが決定的に重要だとする新たな研究を発表した。畑から食卓までの間で起こる食料の損失は巨大であり、このような食料の損失と浪費(廃棄)を減らすことで農業が必要とする水の量を大きく減らすことができるという。

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投稿者 komayu : 23:00 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月02日

穀物高騰「もう戻らない」!?・・・アグリビジネス大手は収益急増!!

まるいちです。ずっと【高騰】の記事ばかりで、気が引けるのですが、今日も穀物の高騰の話です
■5月23日の日経に以下のような記事がありました。穀物高騰「もう戻らない」・農水省が商社と初の意見交換会
 

農林水産省は23日、世界的に需給が逼迫(ひっぱく)する食料問題について、国内の商社8社との意見交換会を開き、穀物価格がかつての安値圏に戻らないとの認識で一致した。ここ数年で価格高騰が急激に進むなかで、商社で穀物を扱う担当者らと一堂に会して意見交換するのは初めて。輸入先の多様化や備蓄が重要といった意見が出たという。
 意見交換会には伊藤忠商事や住友商事などの部長級の穀物担当者らが参加。農水省は輸入している食料の確保や、調達現場の情報提供などについて商社側に協力を求めた。
 商社側からは、干ばつなどで生産が落ち込んだことによる調達の難しさや、世界的に広がる農産物の輸出規制や投機マネーの流入が価格高騰の原因になっているとの声が上がった。中国の四川大地震やミャンマーのサイクロンの影響を指摘する担当者もいたという。(23日 22:41)

■では、現在の状況はどうか?
【平成19年食料・農業・農村白書】fより「穀物・大豆価格の価格の推移」「穀物・大豆の国際価格の高騰等が食糧事情に及ぼす変化」を掲載します。
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★では、では、【なぜ、食糧が高騰しているのか?】
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投稿者 nara1958 : 11:56 | コメント (0) | トラックバック