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2007年12月31日
カラダにいい水、の話(2)
前回の基本的な知識を踏まえて、今回は身近な問題に突っ込みを入れてみます。今回も、ネタ元は、「ミネラルウォーター完全ガイド――カラダにいい水・脳にいい水」(松下和弘著/だいわ文庫)です。先ずは、

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◆残留農薬を洗い流すには、どうする?
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農薬が多用される果物は、実験によると 「イチゴ>林檎>さくらんぼ>梨>葡萄>桃」の順番 だったそうです。本来は、出荷予定時期から逆算して、残留する問題のない時期に農薬の使用を切り上げることになっています。
こんな時勢ですから、その使用に偽りがあるかも知れません。念のため、残留農薬を洗い流すためには、どうしますか?
1.塩素滅菌された水道で洗う。
2.水道水を沸かした湯冷ましで洗う。
答えの確認をする前に、
応援の一押し、ぷっちん・ぷっちん、お願いします。
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投稿者 ayabin : 07:34 | コメント (2) | トラックバック
2007年12月30日
カラダにいい水、の話(1)
本屋で何気に手にした、「ミネラルウォーター完全ガイド――カラダにいい水・脳にいい水」(松下和弘著/だいわ文庫)に、おもしろいことを目にしたので紹介します。
水は生物にとって欠かせぬものですが、「新しい『農』のかたち」というブログですので、先ずは関連するところから入ってみます。

●おいしいゴハンは、水で決まる昔から、「米を研ぐ」といいますが、それは何のため?
炊き上がったご飯の65%は水分で、おいしさは、米粒の中にどれだけ水が浸透するかできまる、といいます。米糠油(ライスオイル)は、水をはじいて米粒の中に水の浸透するのを阻害するので、それを除去するのを「研ぐ」というわけです。
その時に使う水は、どんな水がいいの?
アルカリ性の水
油を溶かす力が高く、お米の構成成分であるアミロース(多糖体)の組織をゆるめる効果を発揮するので、米粒がよく吸水して膨潤になり、おいしいご飯が炊ける。
備長炭や竹炭を入れて炊飯する
炭からカリウムイオン(K+)が溶け出して、アルカリ性に変わり、水道水の2倍くらい油を溶かす力が高くなる。かつ、炭から遠赤外線が放射されて、米粒の芯まで均一に炊き上がる。
大根おろしの水を添加して炊飯する
大根おろしには、酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)が含まれており、アミロースという多糖体の切断が進み、甘みのあるふっくらとしたご飯になる。
という。銘柄は何か? とか、古米か・新米か? ・・・などが取り沙汰されますが、核心部分には『水』の問題がある、ということらしい。
投稿者 ayabin : 07:16 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月29日
多様な農業技術と生物多様性
こんにちは。北川です。
環境の再生と、生物多様性の観点から、水田本来の機能と必要性、再生の取り組みについて考えています。
現在、農業は環境負荷の大要因として取上げられる事が多いのですが、それは、効率追求⇒経済的価値を第一義と思い込んでいる大規模単一栽培の方向に乗ってから起きてきた現象でもあります。
ある作物を、効率よく作り、市場に供給する方法として、投入と回収のサイクルで農産物を作るのが、単一栽培の特徴です。だから、不確定要素としての、「虫」や「鳥」。「草」は排除対象にしかなりませんし、排除のために投入物を必要とします。投入物(肥料・薬・資材)は工業に頼り、お金をモノサシにして計算する対象ですし、販売価格と同様に農産物を市場の鎖に繋ぐ要因になっています。
それは、現代の循環型と言われる農法でも、有機農法でも、単一栽培である限り、同様で、単に工業由来か否かの違いでしかありません。
その上、この農法は、対象作物が限定されるので、対象作物の知識は洗練されるものの、自然や環境に対する認識は退化しがちです。近年、昔の農法が注目される理由は、ここにあると思います。
「会津農書」という貞享元年(1684年)会津幕内村の佐瀬与次右衛門が表した農書があります。3巻からなり、上巻は稲作、中巻は畑作、下巻は農家生活全般(農具等も含む)です。
一部を引用紹介します。
田冬水
<原文> 山里田共に惣而田へハ冬水掛けてよし。何れの川も何れの江堀にも、川ごミ有もの也。取わけ町尻、村尻、其外汚を水の掛処ハ冬水懸てよし。其上路辺より雨降に惣水流れ入てよし。水口三ヶ一程の所へハ、江を立て、尻土へ計懸へし。水口の所ハ田植て懸る故に冬ハ除てよし。卑泥ハ春水掛ても不苦、陸田ハ春水を干べし。遅くほしてハ鮮田に成りて悪し。 <現代語訳>田へ冬水をかけること 山田、里田ともにどの田へも冬に水をかけてよい。どんな川にも水路にも、川泥がまじっているからである。とりわけ町や村の排水、そのほか、くぼ地にたまった水をかけるとよい。水口から三分の一ほどのところまで水路を掘り、水尻のほうへだけ流しこむ。水口のところは田植えをしてからかけるので、冬はかけなくてよい。卑泥田は、春になっても水をかけておいてよい。乾田は春になったら水を干す。あまり遅く干したのでは、塊返しした土が乾かず、生田になってよくない。
【文献1】『日本農書全集第十九巻 会津農書 会津農書附録』原著者:佐瀬与次右衛門(1684年)、校注・執筆:庄子吉之助、長谷川吉次、佐々木長生、小山卓、農山漁村文化協会、1982年8月25日発行
『会津歌農書 幕内農業記』(pp.109-110)
(八五)田冬水 附春水
<原文>冬水をかけよ岡田へごみたまり 土もくさりて能事そかし冬のうち居村の堀のかゝる田ハ 汚水ましハり猶によろしきあら田にも冬水かけよ土はやく くさり本田の性と成へき元よりもひとろむきにハ冬水を かけ流しけりごみためるとて春の水かけしその田の稲草ハ そたちきをへと実入かひなし
上巻の稲作の記述です。
「水田再生」(鷲谷いづみ著―家の光協会出版)の解説を紹介します。
(引用)
上巻では、土を九種、水田を八種に分類しています。
土と田んぼの多様性を認識した上で、多様な管理の方法を提案している極めて実践的で、多様性を意識した農書です。水稲単収の記述からは、上の上田は実に480kgという当時としては驚くべき高収量をあげていた事がわかります。当時は、会津の水田は大きく陸田と卑泥田に2分され、本農書によれば、卑泥田は、収穫後でも水田に水を注ぐためにできるとされています。卑泥田は乾田に比べて有機肥料の肥効が小さく、多量に施用すれば有害とし、このような水田では有機肥料を多用しないように勧めています。これは今日の常識と変わりません。また、卑泥田は秋にうなっておけば鍬目より日も通り、どの土塊の間にも川ごみが溜まり田が肥えてよいとして秋耕起を勧めています。つまり、乾田では秋耕起をすれば土地がやせるので、春耕起を行い、また湿田では秋耕起をすれば地力が出ないので秋耕起するといった慣行は、近年まで宮城県を中心に続いていたようです。卑泥田で深耕すれば養分が深く入ってしまい、肥効が遅れることが指摘されています。
そしてなおわれわれが今日当面している地力の問題の多くが、この時代すでに的確に対処されていた事は驚くべきことですし、これは、生物多様性の概念と農業技術の統一が現実的である事を示唆する深い概念でもあります。三七〇年も前に地力の問題を取上げ、特に土壌の科学的特性に着目して、農業技術の実践を行い、しかもそれを克明に記載して残した先人が存在したことは、驚嘆するほかはありません。
佐瀬与次右衛門は次の短歌を『会津歌農書』の中に残しています。
草も木ももちたる性のままにしてよく育つるを真土といふ
(引用終わり)
現代では、なんでも乾田化を目指して農地を改良しようとします。農法の単一化が効率的というわけですが、なんか違う気がします。
会津農書では、冬水たんぼの技術を紹介していますが、これは、近年注目されている技術です(別の機会に詳しく紹介したいと思います)。冬水田んぼの技術は、単に作物の育成のためだけでなく、田んぼを取り巻く生態系を創る事によって、生態系サービスを農作物に還元する技術でもあるようです。先だって小松さんの記事にあった「リン」の不足の問題も、水鳥の生息域になることで、補う事ができています。370年前には、明確に認識荒れていた農業技術です。
本当の循環型の農法、継続可能であるということは、生合成物質の連鎖を作ること、生物多様性のなかで生きる方法の追求によらなければならないのではないかと思います。それは、単一栽培の流れとは、相反するようです。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
できれば、ポチもお願いします。
投稿者 parmalat : 22:21 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月28日
集落機能の維持無くして、大規模稲作も成り立たない。
こんにちは。お久しぶりの長谷です。
コータローさんの記事、 「稲作と共同体の関係」 を読ませていただいて、現在の日本の状況はどうなっているのか、調べて見ました。その一端を、現場の状況も含めて、書きたいと思います。
日本の稲作と言えば、その水利慣行に、日本的共同体性が良く現れていますが、近年進められてきた、稲作経営の大規模化(効率か?)によってどう変わって来ているのでしょうか?
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投稿者 naganobu : 19:16 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月27日
“オーダーメイド米”を売る!
こんにちは、小松です。
近年、米や野菜の消費量は減少の一途を辿っていますが、われわれ生産者にとっては、独自の販路開拓は今後不可欠なものになると思います。また、業務用・加工用の需要は伸びているようで、そこへいかに売り込んでいくかということも、あらためて考えていかなければなりません。
米の販売においては、“オーダーメイド”の業務用米で売上を伸ばしている農家の方の記事が、「現代農業」に掲載されていたので紹介します。でも、オーダーメイドのお米って?
以下、「現代農業」2006年2月号の記事を転載します。
「オーダーメイドの業務用米」を販売
品種ごとの「ご飯」の味を語れる農家になりました
(宮城県南方町・阿部善文さん)ひとめぼれ地帯で多品種生産
宮城の代表的な米といえば「ササニシキ」。しかし平成5年の大冷害以降は生産量が激減。現在はほとんどの農家が冷害と倒伏に強い「ひとめぼれ」を作っている。
阿部さんの主力品種も「ひとめぼれ」。でもそれだけじゃない。かつての代表種「ササニシキ」も作るし、「こころまち」「まなむすめ」「ミルキークイーン」「おきにいり」「春陽」「みやこがね(糯)」などいろいろ作る。「ひとめぼれ」しか作っていない周りの農家から見ると、ちょっと変わった経営だ。業務用のお客さんはいろんなご飯を求めている
じつは阿部さん、平成15年の秋からインターネットで業務用米を売り出している。業務用でも「ひとめぼれ」は好き嫌いのない品種ということで人気がある。しかし、阿部さんの取引先は、寿司屋、レストラン、料亭、居酒屋、保育園、病院など40件を超える。それだけあれば、取引先がご飯に求める品質もいろいろ。
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投稿者 komayu : 18:29 | コメント (1) | トラックバック
2007年12月26日
【お米】第1回・・・【米作りと日本人のオリジナリティ】
■【お米】・・・大事な食糧として、また、日本人の心や社会、文化を形作ってきた・・・【お米】
しかし、残念な事に
現代の日本人はお米をあまり食べなくなったし
、お米作りを通しての文化も衰退してきています
。
新たな年
を迎えるこの時期に当って、また農業
に携わるものとして、改めてしっかりとこの【お米】を考えてみたいと思います
。

●まず、第1回目は【米作りと日本人のオリジナリティー】と言うテーマです。
日本のお米は独自の品種
(ジャポニカ米)であり、またその栽培方法
も独自です。
先人達
が日本の自然環境
を対象化し、様々な工夫
をこらした結果、今の日本の米作り
があります
。
そんな、先人達
への感謝
、と自然の恵み
への感謝
・・・忘れてはいけないなぁ、と思います
。
以下 ほそかわ・かずひこの<オピニオン・サイト>からの引用です。
■米作りと日本人のオリジナリティ日本人は米を食べてきました。稲には、ジャポニカと呼ばれる系統と、インディカと呼ばれる系統があります。日本で作られているのはジャポニカ、東南アジアは主にインディカです。ジャポニカの特色は、米粒が丸みを帯びていて粘り気が多い点にあり、インディカの特色は、米粒が細長くてご飯に炊いてもパサパサしているところにあります。
インディカは手間暇をかけても、放って置いても収穫量にほとんど差がありません。ところが、ジャポニカは手間をかければかけるだけ、収穫が上がります。肥料を施すことによって一株の稲の茎が著しく増え、米の増収につながるのです。日本人はこうしたジャポニカを栽培してきました。
また、日本と東南アジアの稲作地帯の違いは、水の扱いにあります。一部の地域を除く東南アジアでは、自然のままに委ねた天水田で稲作を行なっています。これに対し、日本人は、人間が水を引いて潅漑田で稲作を行なっています。潅漑水田稲作をするためには、水を引くとか環防を作るとか、土を耕すとか、苗を植えるとか、雑草を取るなど、いろいろな手間暇がかかります。しかし、知恵を絞って努力すればするほど地味が肥え、米の収穫量が増え、品質も向上します。
灌漑水田稲作のポイントは、水です。日本は山岳地帯が多く平野が少ないため、川は急流です。そこでいかにして水をコントロールするかが、課題となります。また、日本は四季の変化に富んでいます。日々の天気の移り変わりをとらえて、米作りをする必要があります。そこで日本人には、自然の仕組みや自然の動きを学び、自然と調和しながら努力するという生き方が、育まれました。努力といえば、「一所懸命」という言葉があります。一生懸命ではありません。「一つの場所、この土地に命を賭けて働く」です。この田に米が出来なければ、人は食べるものがなくて死ぬのです。幼い子どもや年寄りが死ぬのです。そういう命がけの真剣さで家族・一族が働くとき、小さな土地に労働が集約されます。そこで、一所懸命にやれば水田の生産量は目に見えて上がるのです。このことが、日本人の勤勉さや真面目さ、几帳面さ、また郷土愛の強さといった性格を作り上げたと言えるでしょう。
日本人は品質改良にも実に熱心でした。稲は本来、熱帯・亜熱帯の植物です。その稲を温帯の風土に定着させることが第1段階でした。次に定着したものを一定面積中、最多収穫性に変えることが第2段階でした。
気候的には、日本は本来、稲の生育には決して適した条件とは言えません。しかし、私たちの先祖は、幾百世代にもわたり稲作を続け、優れた種の選抜を繰り返して品種改良に挑みました。そして、東北や北陸のような雪国でも米が取れるようになり、今では北海道も稲が稔っています。しかも北海道が新潟と共に日本におけるコメの生産高で一、二を争う地域にまでなっています。二千年という長い年月をかけて、私たちの先祖は、寒冷地でさえ稲が稔るところまで品種改良してきたのです。
よく日本人には、オリジナリティがないと言われます。これは、日本の歴史を知らない人の言葉ではないでしょうか。日本の米作りを見ると、日本人はまことにオリジナリティ溢れる民族であることがわかります。水利や土木、品種改良など、米作りには、日本人のオリジナリティが明確に表れているのです。
そして、米を育ててきた日本人のオリジナリティが、日本文明の文化に一層の独創性を加えてきたと思います。建築・彫刻・土木・治水・政治・経済・環境保全など、日本人の智恵は、さまざまな分野に個性あるひらめきを示しています。そして、それを基盤として、今日の最新科学やハイテクにも、優れた発想力を示していると言えましょう。
まるいちでした・・・読んでくれてありがとうございます
。
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とお願いします!
投稿者 nara1958 : 08:25 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月22日
石油よりも先に“リン”が枯渇する!?
こんにちは、小松です。
バイオ燃料を巡っては、これまでも様々な問題が指摘されてきましたが、また新たな問題提起があったので報告します。
「農業情報研究所」の記事を転載します。
バイオ燃料農業が燐の消尽を早める
燐なしでは農業もバイオ燃料もないとブラジル専門家近年の世界的バイオ燃料ブームは、食料生産用の土地資源や水資源の枯渇につながるという資源面からの批判を浴びてきた。ところが、ブラジルの土壌専門家は、今や作物肥料として不可欠な燐の消尽という、今まで光が当てられることのなかった新たな側面から、バイオ燃料の主導権を競うブラジルやその他多くの国の貪欲なバイオ燃料増産計画が農業の終焉にまでつながることを恐れているという。
インター・プレス・サービス(IPS)の今年10月10日付の報道によると、前月、サンパウロで開かれたバイオエネルギー会議で、ラブラス連邦大学のJosé Oswaldo Siqueira土壌微生物学教授は、「燐は石油よりも前に使い尽くされてしまう危険性がある」と警告した。
続きを読む前にポチっと♪応援ありがとう!

投稿者 komayu : 18:00 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月21日
”おいしい”お米に迫る①
私はお米を作っています。お米をたくさん売るために、「おいしい」お米を作ろうと日々作業しているのですが、そもそも「おいしい」ってなんなんだろう?と思うことがあります。
人は今まで食べてきたものが違うし、それぞれ好みがあるし、年齢によってもおいしいと感じるポイントも違うだろうし。。。みんなに共通するおいしさ→よく売れる基準なんてあるんでしょうか?
そこらへんをみていくために、まずは、現状のお米の評価方法を挙げて考察してみようと思います。
現在のお米の評価方法は、主に2つあります。
「理化学試験」と「食味官能試験」です。
■理化学試験
理化学試験のは機械でお米の成分を計り
、それをもとに評価する方法です。
「米の“食味”って何?」で丁寧に説明されているので、そちらを参照していただくとして、今回は割愛させていただきます
■食味官能試験
食味官能試験とは、実際に人が食べて
評価する方法です。
基準となるお米とサンプルをそれぞれ、外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価の6項目について評価し、比較評価を行うというものです。
参考として、日本穀物検定協会では、各都道府県の産地銘柄について、食味ランキングをつけています。
これによると、複数産地のコシヒカリをブレンドしたものを基準米として、これと比較して、基準米より特に良好なもの・良好なもの・概ね同等なもの・やや劣るものという格付け評価をしています。
生産者の中には、食味値の値を基準にして、お米のグレード(値段)に差をつけている方もいらっしゃいます。
この理化学試験と食味官能試験。言わば機械と人間。その評価は一致するのでしょうか?
いくつかのサンプルを用意し、機械による食味値の測定をして、自分たちの舌で確かめてみました。
その結果に衝撃
の結末が!!!
投稿者 keitaro : 10:27 | コメント (5) | トラックバック
2007年12月20日
農業全体の支配をもくろむ多国籍企業
■多国籍企業
や国際金融資本
と呼ばれる一部の企業や人間が全世界、全ての国々、人々を支配しようとしている
、と言う事実が明らかになってきています。
また、その矛先は農業
、食糧
の支配にも向いています。
参考:日本を守るのに右も左もないの会議室 アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
緑の革命②負の遺産
米国の食糧支配・・・穀物メジャーについて
日本の「食」もアメリカに支配されている
★この「新しい「農」のかたち」にも 世界の食料供給を牛耳っているのは誰か? と言う記事があるので、是非読んでみて下さい
。

●今回は、この状況に警告を鳴らしている記事を紹介します
。
JANJAN JANJAN の記事「農業全体の支配をもくろむ多国籍企業」 より引用。
農業全体の支配をもくろむ多国籍企業 2007/12/16
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【ペナンIPS=アニル・ネットー、12月6日】
先週末にマレーシアのペナンで開かれた「農薬アクションネットワーク」(PAN)の第25回総会で、農作物生産から販売までの全てを支配下におさめようとする多国籍企業の活動に懸念が示された。PANは、全世界90ヶ国・約600団体からなる横断組織で、有害な農薬の使用をやめさせる目的で活動している。
300億ドルの規模を誇る世界の農薬市場の85%は、シンジェンタ、バイヤー、モンサント、BASF、ダウ、デュポンの各社によって独占されている。また、穀物市場の90%をカーギル、アーチャー・ダニエルズ、バンジが支配し、種子市場のほとんどをデュポンとモンサントが独占している。
これらの会社のロビイストたちは、企業的農業は「科学に基づいた」ものであり、農薬は安全に使用できるとの宣伝を政府に対して行っている。
問題はたんに農薬使用にとどまらない。より大きな課題は、これらの企業が、農業の全てを支配下におさめる「垂直的統合」を進めていることだ。作物のDNA開発に始まり、農民への種子販売、小売部門の支配に到るまで、食物生産・販売サイクルの全てが企業の支配下に入る。
こうした「垂直的統合」を果たした多国籍企業は、何を生産するか、どのような手法で生産するか、誰に向けて生産するか、どのような価格でどの程度の品質のものを作るかなどを全て決定する権限を握っている。
フィリピンの小農・農業労働者などを組織する団体KMP(Kilusang Magbubukid ng Pilipinas)のラファエル・マリアーノ氏は、持続可能で有機的な農業に取り組むことが、こうした多国籍企業による支配から逃れるために必要なことだと語る。また、「アイボン財団」(フィリピン)のアントニオ・トゥジャン氏は、「垂直的統合は効率的に見えるが、実際は民主主義を破壊し、真の自由な市場を破壊する。真の自由な市場とは、農民による市場(いちば)や、行商人の集まるところ、闇市などで見られるものだ」と話す。
トゥジャン氏は、消費者は「国産のものを買う」「地元のものを買う」だけではなく、「小さく買う」こと、すなわち農民の市場から直接買うべきだと語る。そうした市場は、フィリピンや欧州の一部で広がりを見せている。「私たちは、食べ物がどのようにして作られているのかについて敏感であるべきだし、消費者は自分自身の選択を行うべきだ」。
「垂直的統合」の進む世界の食物市場の問題について報告する。
●そしてこの支配
は着々と進んでいます
。その代表的な戦略の一つが「遺伝子組み換え作物」です
。
それで、「遺伝子組み換え作物、事実上の勝利」と言う記事を紹介します。
「遺伝子組み換え作物」
は環境
や生態系
、そして人体
への悪影響が懸念され、同時にこのテーマである農業・食糧の支配
に対しても様々な立場から警告
が発せられていますが、世界中で作付面積は増加
し、農業の現場においてもう既に後戻りが出来ないような状況になっています
。
これに対抗するには、上記の記事にあるように
消費者は「国産のものを買う」「地元のものを買う」だけではなく、「小さく買う」こと、すなわち農民の市場から直接買う
と言った事、つまり、農や食の当事者として社会に参加する事、
しかないと思います。
参考
「消費者」から「当事者」へ 農村から都市への働きかけ―その新しい段階
ここまで読んでくれてありがとうございます。
続きを読みたい!!!って思った人
ついでにこんなブログをやってる
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まるいちでした。
投稿者 nara1958 : 23:01 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月14日
稲作と共同体の関係
稲作と共同体って、日本の田舎で育った私には一体のものという感覚があります。
では、なぜそのようになったのでしょうか
水田による稲作の特徴は潅漑です。
灌漑水田の場合、小規模の潅漑と言えど灌漑は単独作業の範疇を超え、複数の共同作業者がいるはずです。
川を堰きとめ、農地を貫く水路を掘削する。田植えの時期に合わせて取水し、取水した水は満遍なく関係者の水田に行き渡らさねばなりません。
干害に備えて溜池を掘削するのも共同作業です。自分の畑だけを耕しておればよい畑作と異なり、水田稲作は共同作業を前提としています。
このように、稲作は共同作業を必要とするため、なんらかの共同体が形成されているはずで、
それゆえ「稲作」と「共同体」は切っても切れない関係になったと言えそうです。
そこで、日本だけでなく、世界各地でどのような稲作が行なわれているのかについて調べてみたいと思います。
そこから何か見えてくるものはないかな
投稿者 shushu : 19:00 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月13日
世銀は途上国を支援するための機関ではなく、搾取のためのインフラを整備するための機関である
アフリカを中心に、世界には食糧危機に瀕している国が多数存在する。どうしてそんなことになっているのか?
これを追求していくと、我々が日頃は“途上国を援助している”と思っている「世界銀行」が、このような事態を作り出した張本人であるという事実が見えてくる。
まずは、世銀の融資のカラクリと途上国がどんな状況になるかを順におさえていってみたい。
①開発援助と称して世銀が途上国に融資する。カラクリは「アメリカが世界から収奪する仕掛けはこうして構築された」に書いたが、この融資はありとあらゆる手段を使って途上国は強制的にでも承諾させられる。融資の目的は「途上国を豊かにするため」とか「インフラ整備のため」などと正当化されるが、本当のところは、安い労働力を求めて生産工場をつくりたい多国籍企業や、宝石・貴金属・原油などの資源開発を目的とするグローバル企業が途上国へ進出する基盤づくりのためである。
②安い労働力の供給基盤を形成する。土地を買い占めたり、本国の食糧や商品を流通させることにより、自給自足的な地域共同体を壊し、カネが無くては生きていけない状況に人々を追いやる。
③地元民を低賃金で雇って本国で売れる単一作物を作らせる(あるいは、天然資源を開発させる)。天然ゴム、タバコ、コーヒー、パーム油、茶葉、綿花など、趣向品が多く、もっぱら食糧にならない作物が多い。換金作物や資源を安く買いたたき本国に持ち帰って高く売る。
④逆に、生活必需品などは、グローバル企業が安価に大量生産したものを提供する(途上国の人々は金を出して買うしかない。)。食糧についても、本国の余剰生産物を売りつけることによって、途上国の農業生産を根底から破壊する。近年では、水さえもグローバル企業から買わなくてはならなくなった…。美名のもとでよく行なわれている「食糧援助」も地元の農業生産農家の暮らしを破壊するのに一役買う。
④学校、教育機関などを整備して、「自由」「個人主義」などの思想を洗脳し、共同体破壊をさらに促進。グローバルスタンダードの社会的ルール(「法律・時間・規則などは守るべき」など)を叩き込む。つまり労働者としての従順なメンタリティー(奴隷根性)を植えつけ、労働市場の基盤整備をする(共同体を基盤として生きていた人間は、欧米人が勝手に作った法律や市場のルールにうまく適応できないため、欧米人たちは「労働意欲もなく時間も規則も守らない、人のものと自分のものの区別もつかない下等な未開人」とレッテルを貼って、強制したり不当な条件下で労働させることを正当化する)。
⑤道路・流通網、ダムなどのインフラを整備する。当然、土木事業は多国籍企業のゼネコン土木業者等が受注し、地元の低賃金労働者をこき遣う。途上国の政府が借りた金は、これらグローバル企業に転がり込む。これらのインフラ整備は、実はグローバル企業がより参入し儲けやすい基盤を整備するのが真の目的である。
アメリカをはじめとする先進国は、このような途上国社会の破壊を「開発援助」という美名のもとに推進していく。
その典型的事例が、1960年代から1970年代にかけて盛んに行なわれた「緑の革命」であろう。
「緑の革命」というのは冷戦時代、「赤の革命=共産主義革命」への対抗策として推進された側面もある。
つまり「開発を援助する」というのは、自分たち資本主義陣営に途上国を取り込み、そこから搾取するための方便であったわけだ。そして、世銀などが途上国に貸しつけた金は、ほとんどがUターンしてアメリカのゼネコンや化学・薬品メーカー、農機具メーカー、種苗会社、などの懐を潤わすことになった。
続きを読む "世銀は途上国を支援するための機関ではなく、搾取のためのインフラを整備するための機関である"
投稿者 nanbanandeya : 23:22 | コメント (1) | トラックバック
2007年12月11日
エタノール副産物飼料で牛の大腸菌・O157 が倍増!
こんにちは。最近は、るいネットでも「肉食」の問題を追求している小松です。
以前「牛が環境への最大の脅威!?」という記事でも書いたように、世界中で飼育されている牛の数は、なんと15億頭といわれています。今や牧畜が環境に与える影響はかなり深刻で、言い換えれば、肉食が環境を蝕んでいると言っても過言ではありません。
読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、そのものズバリ!「肉食が地球を滅ぼす」という本では、かなり的確に問題が提起されていると思いました。
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/daiyogen48.html
さて、バイオエタノール政策によって穀物の価格が高騰し、牧畜の飼料にも影響が出ているようですが、一方で、エタノール生産の副産物であるDDGS(穀物蒸留粕)の利用が検討され、実際に使われているようです。が、これはこれで問題がありそうなのです。
以下、「農業情報研究所」より引用します。
エタノール副産物飼料で牛の大腸菌・O157 が倍増 カンザス州立大の研究バイオエタノール生産の拡大も一因となって、品不足と価格上昇が進むトウモロコシに代替する飼料成分として、エタノール生産の副産物であるDDGS(穀物蒸留粕)の利用が模索され、実際にも広がっている。エタノール産業は、畜産・食肉産業の批判をかわす手段の一つとしてこれを利用しており、これが飼料コストの上昇に喘ぐ畜産業の救世主となるかもしれないと期待する向きもある。
ところが、なんと、DDGSで飼育した牛では、後腸中に存在する大腸菌・O157が大きく増加することをカンザス州立大学の研究者が確認したという。研究者は、「これは非常に興味ある観察で、食品安全性に関係した深い意味がある」と言っている。DDGSは、救世主どころか、消費者の安全性不信を煽り立て、命取りになるかもしれない。参照
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投稿者 komayu : 19:44 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月06日
「黒ボク土」って、何?(3)稲作の広がりを阻んだ”黒ボク土”

最後に、水田稲作の伝播と土質との関係から、興味深い考察がありましたので、抜粋、要約します。
日本の最も古い水田の遺跡は、九州北部の玄界灘沿岸の平野に集中していますが、これは、土の性質との関係が極めて深いのです。すなわち、九州北部のこの地域は、朝鮮半島から近いということもありますが、この地帯の土は火山灰の影響が少ない玄武岩や花崗岩の風化した土であり、水稲が作りやすい土なのです。 九州北部の、水田に適した土は、国東半島で途切れてしまいます。これより南は、火山灰の堆積が多くなって、「黒ボク土」という当時の水田稲作には適さない土となるのです。宇佐まで到着した水田稲作は、それより南下することを阻まれたため、海を渡って瀬戸内海へと展開していったのでしょう。花崗岩や水成岩からできたケイ酸質の土からなる瀬戸内海両岸の平野は、黒ボク土がなくて、初期水田の定着のための絶好の条件を備えていたということです。このため、瀬戸内海の平野部では次々と開田が進んで、稲作はすみやかに東進して、今の大阪府、奈良県付近まで短期間で到達したと推定されています。そして、畿内地方もまた黒ボク土はなく、ケイ酸質の土が広く分布していたため、水田稲作はこの地に定着して、大和朝廷が樹立するための基礎となったと考えられます。
また、さらに東進した水田稲作が、静岡付近でかなりの長期間にわたって停滞したことが知られていますが、静岡東部の平野から北には日本列島に横たわる大きな黒ボク土の壁があります。この壁に阻まれて、水田稲作の拡大はここで停止し、関東地方やそれ以北への伝播が遅れたと考えられます。
最近の調査では、北陸地方や東北の日本海側にも古い水田の遺跡がいくつか見つかっています。しかしこれは、九州北部から対馬海流にのって直接北へ伝播した水田稲作であろうと推定されています。そして、この地方もまた、稲作に適するケイ酸質の土からなる平野が広がっていたため、稲作はすみやかに定着しながら裏日本を北上していったものと思われます。
(土と人のきずな/新風舎刊より抜粋、要約)
by馬場
投稿者 sbaba : 20:11 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月05日
「黒ボク土」って、何?(2)黒ボク土の克服と、新たな課題
黒ボク土の弱点が、リン酸欠乏を引き起こすことにある事が分かりました。
では、この黒ボク土を、どうすれば良いのか?黒ボク地帯は、その後どうなったのか?
このような性質を持つ黒ボクを畑として利用するには、まずもって酸性を直してやらねばならないし、それ以上にリン酸を多量に施用して、土壌のリン酸固定力に打ち勝たねばならないことになる。(中略) 高度成長期になって、リン酸などの肥料が農産物価格に対して相対的に安くなった上、黒ボクの開墾に際して大量のリン酸を土壌改良資材として(肥料としてではない!)投入する為の補助金が出るようになって、事態は一変した。開墾当初に苦土石灰で酸性を中和した上、10a当たり1t以上ものリン酸肥料が施用されることによって、その後の施肥管理はうんと容易になった。こうして化学的な性質における大きい問題が解消されると、もともと黒ボクの持っていた安定かつ良好な透水性や保水性など、物理性の面での長所が生きてくることになる。現在長野県などの大規模な蔬菜栽培地帯の多くは黒ボク土地帯である。もはや黒ボクは問題土壌ではないというにとどまらず、見事にすぐれた畑土壌への変身を遂げたといえる。しかしそれは肥料などの資材を惜しみなく投入する資源多消費型の農業の中で始めて可能となったのである
(土とは何だろうか?/京都大学学術出版会刊より)

高度成長期以降、黒ボク地帯は農業地・主産地として定着した訳ですが、それは上記に見られるように、石灰とリン酸肥料の多投によって成立したものです。
しかし、日本にはリン酸肥料の原料がほとんどなく、全面的に外国からの輸入に頼っています。リン鉱石の生産は、現在、モロッコ、南アフリカ共和国、中国、アメリカ合衆国が80%以上の世界シェアを占めていますが、採掘量の限界が心配されています。
現在の日本の農業を支えてゆくためには、リン資源をどうするのか、という問題が、大きく見えてきました。
また、全く別のアプローチとして、黒ボク土壌に固着したリンを初めとする成分を、堆肥の機能(キレート作用)によって作物に利用出来るのではないか、とする説がありましたのでご紹介します。
十勝毎日新聞社「循環型農業を目指して」
リン資材の投入ではなく、土の持つ力を引き出せるならば、理にかなった事だと思います。
(つづく)
by 馬場
投稿者 sbaba : 20:08 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月04日
「黒ボク土」って、何?(1)黒ボク土の性質
土について考えるシリーズ(?)、今回は「黒ボク土(くろぼくど)」を採り上げます。
皆さんは黒ボク土って、ご存じでしょうか?この土は、色も濃く、良く肥えていそうな見た目に反して、なかなか作物が育たない土と言われていて、実際我々も収量確保に苦労しています。
そこで、この「黒ボク土」とはどんな土なのか、調べてみました。

投稿者 sbaba : 20:34 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月02日
役人が机上で計画したものを全国に当てはめる農業政策はもはや通用しない。
「政府米買い入れ 落札実績重視へ」8月15日農業新聞http://www.news.janjan.jp/government/0708/0708211116/1.php
毎年政府は「政府買い入れ米」という制度を設けて、JAなどから、一定程度買い入れていたのだが、今後は、不人気米と人気米を峻別し、実績重視を徹底するというものである。
ところが、今年米価の下落が止まらず、政府が備蓄米の買い増しを断行した。実は価格維持のための政府買い入れは認められていない。農水省はこの「禁じ手」に抵抗したが、農家に対し1兆円もの所得所得補償を掲げた民主党に参院選で大敗した自民党が、農家にアピールする為に押し切った。
政府は毎年備蓄米買い入れに1千億円もの予算を計上しているが、買い入れが過ぎると、倉庫保管料が余分にかかるし、古米として売る際に差損が生じ、約120億円の国民負担が生じる見込みである。
そもそもこの政府買い入れ米という制度そのものが、中央集権的な統制経済の臭いが紛々とする制度である。日本の食料自給率が40%で低迷している原因は、このように日本の各地の農家に、創意工夫の農業を奨励することなく、米しか作らせない農業政策をJAと一体となって進めてきた自民党農政とJAとのもたれ合いにこそある。
アルカリ性の水
備長炭や竹炭を入れて炊飯する
大根おろしの水を添加して炊飯する



